#Book [[📒1on1ミーティング]] ## 1. 「存在を承認するとは」 - 2種類の価値 - 機能価値 - パフォーマンスがいい、結果が出ることに価値がある - 存在価値 - 存在していることそのもの、存在しているだけで価値がある - 2種類の承認 - 結果承認 - 結果が出たら褒める、出なかったら否定するという関わり方 - 存在承認 - 結果の如何に関わらず相手の存在を認めるという関わり方 - まず存在承認から - メンバーの細かい変化に気づく - 話を振るなど ## 2.「褒める」と「認める」の違い - 褒める - パフォーマンスや結果がいいことに関して、相手をプラスに評価すること - 評価者による解釈 - いい結果を褒めること自体はポジティブな行為だが、結果が出た時のみ良い反応をすることをし続けるとバッドサイクルに陥る - 認める - 存在そのものを認める - 褒めるの前に大事なこと - アドラー心理学では、褒めてはいけないと言っている - 能力のある人が能力のない人に下す評価だから - 相手を自分の思う通りにコントロールすることだった場合は、それはすべきではない - コントロール目的で使うと、上下関係、上からの接し方となり、褒められるならやる、褒めてくれないならやらないという依存関係を生み出す可能性がある - 褒める前に、話を聞く、声をかけるなど日々の関わりの中で存在を認める - 対等の関係、横からの接し方 - 💭これは大事な考え方 ## 3. 相手の肯定面を認める - 人は指摘されたことに焦点が当たり、そこが増大していく - 💭これは身に覚えがあるぞ。気をつけよ - 良い、悪いの判断から離れてみる - 性質そのもに、良い面と悪い面がある - ニュートラルに判断するのが大切 - 肯定面を指摘するのは、甘やかしたり、褒めたりすることとは違う - あくまで事実だから - 3つの効果 - 生産性が上がる - 自己効力感が上がる - 足りていない面に向き合うエネルギーがチャージされる - 相手の肯定面を認めるコミュニケーションによって、信頼関係は変化する ## 4. 価値観や意見の違いを一旦受け止める - もし意見や価値観が異なっても、相手を否定しない、どちらが正かをジャッジしないことが大切 - 「受け入れる」と「受け止める」の違い - 受け入れるは、賛成する同意するという意味 - 受け止めるは、否定せずに相手に理解を示す ## 5. Iメッセージで横から伝える - あなたが主語のメッセージ = Youメッセージ - 例) 今回の業績素晴らしいね - 相手が素晴らしいか、素晴らしくないかをジャッジしている - 自分が主語のメッセージ = [[🗃️Iメッセージ]] - 例) 私、感動しました - 横から目線になる - 💭[[📚2 メンタリングの技術#YouメッセージとIメッセージ]]と同じやつだ。 ## 6. [[🗃️傾聴]]の真の目的とは - [[🗃️傾聴]] = 相手が話したいことを、気持ちよく安心して話してもらうこと - 本当に聞きたい情報をバイアスなしで聴きたい場合は、信頼関係を構築する必要がある - [[🗃️傾聴]]で[[🗃️ラポール]]を築いた後に、情報収集をするという順番が大切 ## 7. [[🗃️傾聴]]の効果と聴き方 - 相手が話したくなる聴き方 1. 90度で座り、自然なアイコンタクトをする 2. 相手のペースに合わせる 3. 言い換え、要約をする 4. 相槌やおうむ返しをする 5. 相手が話し終わるまで待つ - 相手を人生の主人公として応援する気持ちで聞く ## 10. 第1フェーズで扱うテーマの例 - メンバーが話したいことを話す - テーマが思いつかないということもある - そんな時は、テーマを提示すると良い - 第一フェーズは、自己開示、存在承認、[[🗃️傾聴]]などが基本的な接し方となる - [[🗃️ラポール]]無くして、[[🗃️コーチング]]なし - テーマの例 - 上司側からのプライベートや失敗談などについての自己開示 - 最近の心身の健康状態について - 日頃の業務や在宅勤務に関する不安な悩み、疑問などについて - 最近、感じていることについて - 過去の経験や、尊敬する人などについての話をきっかけにして、メンバー自身が大切にしたいこと - メンバーが聴いて欲しいと思っている、個人的な悩み - 上司部下という関係を忘れて、人間対人間として正直さと愛情と忍耐を持って向き合うこと