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## 解像度を上げる4つの視点
- 解像度とは何か?
- 解像度が低い状態
- 物事への理解が足りてないように見える
- 議論がふわっとしていて地に足がついてない
- 具体的な数字などを挙げられれず、説得力が弱い
- 抽象論だけで、具体例が挙げられない
- 解像度が高い
- 深く、広く要素分解したうえで構造化し、その中でも特に重要なポイントが特定できている
- 深さの視点
- 原因や要因、方法を細かく具体的に掘り下げる
- 広さの視点
- 考慮する原因や要因、アプローチよ多様性を確保する
- 構造の視点
- 深さや広さの視点で見えてきた要素を、意味のある形で分け、要素間なら関係性やそれぞれの相対的な重要性を把握する
- 時間の視点
- 経時変化や因果関係、物事のプロセスや流れを捉えること
## 2. あなたの今の解像度を診断しよう
- 分からないところがわかっているか?
- 疑問がない、質問ができないのは解像度が低い時の典型的な症状
- まず「わからないこ」をはっきりと言える状態にする
- 簡潔に話せるか、ユニークな洞察があるか(構造をチェックする)
- 解像度が高いと、重要なところを明確かつ簡潔に話すことができる
- 多面的に話せるか(広さをチェックする)
- その話はどこまで具体的か(深さをチェックする)
- 5w1hや、6w3hで分解して説明できるかをチェックしてみる
- 何にでも当てはまる洞察は、解像度が低い時によく聞くもの
- 課題を取り上げる時は、七段階以上掘り下げられるかをチェックする
- 抽象的な課題に対して、その課題をひっくり返しただけのような安易な解決策を提案している時は解像度が低い状態
- 💭これは最近の振り返りで感じていたところだ
- 道筋は見えているか(時間をチェックする)
- 短期的な目標は何で、長期的な目標としてどこまで辿りつきたいのかそこに至るまでなら道筋はどういったもので、なぜこの道筋が最適なのか、途中の到達目標を数値で言えるか?
- 最初の一歩として何から始めればいいのかわからないときは、そもそもなら[[🗃️目的]]や[[🗃️ビジョン]]の解像度が十分に高くない
- 💭[[🗃️目標]]立てるのが苦手なので、ささる
- ツリーで可視化してチェックする
- 深さ
- 広さ
- 構造
## 3 まず行動する・粘り強く取り組む・型を意識する
### 行動無くして解像度はあがらない
- 情報、思考、行動の組み合わせが大事
- 思考の材料となる情報が間違っていれば、どんなに思考能力が高くても正しい答えは出ない
- 行動量を増やすことで、質の高いじよ情報と思考を獲得するサイクルが回る
- MVPの概念を使う
- 「何が最小限の実用可能ならものなのか?」
- フィードバックが得られる最小限の行動とは何か?
### 上げるべきは、課題と解決策の解像度
- 価値を生み出すこと
- 課題を解決することで、価値が生まれる
- 課題と解決策が合致していること
- プロブレム・ソリューション・フィット
## 課題の解像度をあげる 「深さ」
- 課題 = problem
- 重要な課題 = issue(論点)
- 課題の選定が重要
- [[🗃️マネージャー]]は、今自分が「課題の質を高める」仕事をしているのか、「解決策の質を高める」仕事をしているのか、考える必要がある
- 💭これができてない気がする
- 良い課題の三条件
- 大きな課題である
- 合理的なコストで、現在解決しうる課題である
- 実績を作れる小さな課題に分けられる
- 深さの視点で課題を捉えるとは、症状ではなく、病因を突き止めること
- 39度の熱がある
- 風邪?インフル?盲腸?かを探る
- 💭顧客問い合わせの対応も同じ気がする
- 7-10くらいのレベルの深掘りができてないと重要な洞察を得られない。多くの人は、レベル2-3の深掘りに留まり、すぐに解決策の検討にふいってしまう
- 内化と外化を繰り返すことで深めていく
- 内化
- 読む、聞くなどを通して知識を習得したり、活動後の振り返りやまとめを通して気づきや理解を得たりすること
- 外化
- 書く、話す、発表するなどの活動を通して、知識の理解や頭のなかで思考したことなどを表現すること
- 課題の解像度をあげるための第一歩は、今自分が考えている課題を言語化すること
- 「今、何が最も重要な課題だと思っているのか、それはなぜなのか」を仮説でいいから最初に書く
- 欲しいものではなく、理想的な状態を聞く
- why soを繰り返す
- why not so (なぜそうではないのか?)」も有効
- なぜその課題はこれまで解決されていなかったのか?
- 個人ではなくシステムに目を向けることで新たな発見ができる
## 5 課題の解像度をあげる
### 広さの視点で、課題の解像度をあげる
- 基本
- 前提を疑う
- 視座を変える
- 前提を疑う
- そもそもを問う
- そもそも何のためにあるのか?
- そもそも必要なのか?
- そもそもどうやって作れば良いのか?
- 10xの問い
- 今の10倍の性能を出せる手段はないのか?
- 今の十分の1の価格で作る方法はないか?
- [[🗃️リフレーミング]]
- 視座を高くする
- 今の自分の立場より上の立場で考えてみる
- 2段階上の人の視座
- 相手の視座に立つ
- 💭共感力がある人はこれ苦手なのあるかも
- 未来の視座に立つ
- 将来のあるべきを考えて逆算する
- プレモーテム
### 構造の視点で、課題の解像度を上げる
- 要素に分け、要素を比べ、要素間を適切に関係づけながら、重要でないものを省くこと
- 分ける
- ツリー構造でわける
- 切り口を考える時は[[🗃️MECE]]を意識する
- 比べる
- 分けたうえで比較してそこから意味を見出すこと
- 💭[[🖇️意思決定できる人の手順の型 - Konifar's ZATSU]]で意思決定の軸を決めて、評価するというのがあったけど、それと似ている
- 抽象度を揃える
- つながりをみる
- 因果関係
- 一緒に使われるもの同士や、一緒に起こるもの同士の間にもつながりを見出す
- 共起
- システムを把握する
- 場当たり的な解決策になる
- 物事をシステムとして把握すれば、問題の川上にある根本的な問題を見つけ出し、最も大きな効果の出る課題を見つけることができる
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