#Book [[👤永井玲]]さんの書籍 > わりばしでアイスコーヒーかきまぜて映画になれば省かれるくだり 💭普通は省かれてしまうようなシーンが描かれる映画がすき。日常が好きなんだと思う。 💭幸福や生きている実感を感じる時の見えているものや考えていることを記録しておきたくなる自分は共感できることばかり。 「である」という事実から「すべき」という当為を導くことはできない。「自然主義的誤謬」 主張はほとんど一緒なのだが、わたしたちは理由が異なっている。その主張を支える合理性がばらばらである。そこにこそ悲劇と可笑しさがある。 「だから」というたったその一言に、あなたに伝えたいという宛先が込められる。 伝えるということは、わたしがあなたのところまで歩いていくことである。いや、あなたの中にまで入り込んで、じたばたすることである。 だから伝えることは、本質的にあなたの領域を侵すことである。 💭言葉を共有することはできても、その人の感情をそのまま受け取ることはできない。同様に自分の気持ちを伝えようとしても、思ったようにつたわっているのかわからない。[[🗃️違国日記]]でもあったけど、言葉は受け取り手の好きなように受け取っていい。なんか共感しあえたときの気持ちを思い出した。 あなたの喉仏がこわい。喉仏から、あなたという存在の途方もない奥行きを予感させる。 💭自分も妻の喉仏を見て、あーこの人も動物なのかと思ったことがある。でもなんか違うか、僕は喉仏から世界の奥行きまだは見ていないきがする。わからんけど。 撮られなかったものも、撮った写真に全部入っている。私がその前後を生きているから。 💭自分が選択したこと、書いたこと、撮ったことそれだけが切り取られるけど、書かなかったことも、撮らなかったことも見えないけど必ずあり、消え去ってしまうものではない。 しゃぼん玉なんども食べようとしてるゾンビになってもきみはきみだな（野村日魚子） 空席がすばやく埋まる東京でだれが消えたか思い出せない（木下龍也） 保存は不断の抵抗である。変容し続ける方がよっぽど健全であるかもしれない。 道案内で、百メートルほど直進して〜みたいな説明は頭に入らない。適切ではない。適切さとは一体何なのだろうか？ 好きな匂いについて、筆者はプールの塩素の匂いが好きだと伝えたら、小学生が「温泉に砂糖入れたような匂いか」と言った。 💭主観的な意見だけど、温泉も砂糖もみんながイメージしやすいものだから、伝わる。