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## 第3章 コーチとクライアントとの関係性
### 救いたいという気持ち
- コーチがクライアントを支援したい気持ちを強く持ち、親身になってその気持ちが伝えられた時、その人に熟練したスキルがなくても[[🗃️コーチング]]は成立する
### 無意識のプロセス
- コーチは良かれと自分の考えから中立的であるべき
- [[🗃️投影]] -> 人間には心の中には自分で認めたくない影とも言える暗い部分があるという考え
- 自分の感情を他者に投影してしまうことがありがち
- 例) 心配事がある?と聞いた時の自分の心が心配になっている、相手が自分を敵視していると思う時、実は自分が相手を敵視している
- 対処
- [[🗃️投影]]を肯定的に捉えてみると良い
- 相手に批判的になっている自分に気づいたら、少し立ち止まり、この感情や行動は実は自分自身が原因なのでは?と自答する
- [[🗃️転移]]
- コーチにトラウマとなった人(父親、先生、友人、兄妹)に重ね合わせてしまう
- [[🗃️逆転移]]
- クライアントとの苦しい関係の記憶を呼び起こしてしまうこと
- [[🗃️パラレルプロセス]]
- クライアントを自分に重ねて考え、相手に対して苛立ちを感じてしまう
- 対処: 起きていることを認識する。本質を見失っていないか確認をし、クライアントが解決策を見つけることに専念する
### オープンマインドで[[🗃️フィードバック]]を受ける
- 質問
- このセッションは有意義だった?
- 何がうまくいかなかった?
- 私たちの関係はどんな感じ?
### 謙虚であること
- クライアントにとって役立つことであれば、困っていることを口にだす
- xxxとyyyについてどう関連しているか説明してもらえますか?
- 今度どうするべきか迷っています。
- 前回は、xxxということにこだわりすぎました。私の判断は間違っていました
### 承認する
- 承認することは、コーチがクライアントのポジティブな資質に気づき、そのことを伝えてあげること
### 自分のことを語る
- 自分の体験を語りたくなる衝動に駆られることがある。それはクライアントとの共感を生むための助けになるかもしれない。
- 抱えている感情を一気に吐き出すことができるかもしれない。
- 注意点
- あなたの経験はクライアントの経験と決して同じではない
- 私の経験の方が大きいと、不幸自慢をしかねない