#Book
### ユーザー目線で優先順位を確認する
[[🗃️ユーザーストーリーマッピング]]
- ユーザー目線で、[[🗃️ユースケース]]の優先順位を整理できる
- リリースのスコープ調整や、中長期で目指す方向性の認識をステークホルダーと揃えることにも使える
- 手順
1. ユーザーを選択する
2. ユーザーのタスク(行動や課題)を書き出す
- 「ユーザー」、「課題」、「行動・状況」で整理する
3. ユーザー体験を踏まえカードを並び替える
- 時系列順に左から右へ並び替える
- ストーリーの粒度を揃える
- 上位の概念としてアクティビティを追加する
- 例) 「メールマガジンを受け取るメールアドレスをを登録できる」、「メールマガジンの受け取りを停止する」、「メールアドレスを変更できる」 -> メールマガジンの受け取り
- アクティビティごとにまとめて、優先度を上から下に並べる
4. 体験ごとに実現期間を検討する
- 実現時期でユーザーストーリーを区切る
5. 実現時期で区切る
- 戦略の区切り方
- 学習戦略: 「ここまでできたらユーザーはXXXができる」
- リリース戦略: 「ここまでのストーリーを2023年XX月までに提供したい」 - 開発戦略: 後の実現でも良いものを見極め、開発するものを絞る・減らす
- ゴールを満たすために必要な機能が含まれているのかを考える
- ストーリーが過剰だったり、体験全体で考えるとストーリが不足していることがよくある
- 💭リリースは、細ければ良いというものではないな。ちゃんとゴールを意識するのが大切そう。
- マップを作る過程で、[[🗃️ステークホルダー]]と議論する課程も大切。
### 短時間で[[🗃️見積もり]]、実績に基づいた進捗を示す
- [[🗃️サイレントグルーピング]]
- 本書では、集められた[[🗃️ユーザーストーリー]]を並び替えて、意味ある境界で区切って、[[🗃️見積もり]]をしていく手法だと紹介されている。
- 💭ネットで検索してみたら、[[🖇️大量のユーザーストーリーを素早く見積もる「サイレントグルーピング」という手法を知った]]という記事が出てきて、この[[🗃️フレームワーク]]良さそうカモとなった
- [[🗃️プランニングポーカーパーティー]] というのも紹介されていた
- [[🗃️バーンアップチャート]]
- 進捗80%から進まなくなった時に、時系列と進捗率を一緒に表示することで、実績に基づいた可視化ができて、今後の予測に役立つ。
- 作成手順
- 必要な[[🗃️ユーザーストーリー]]を全て見積もって、数値を合計する(スコープ)
- 初期スコープを1.5倍した数値を固定値のバッファとして、要件が増えすぎた時の目安とする(バッファ)
- 進捗報告時点で完了したタスクの数字を合計する(実績)
- グラフに表現する
- 早く終えるには、実績の上昇幅を上げるか、スコープを絞る。
### アイデアが生まれてからデリバリーまでを短くする
[[🗃️バリューストリームマッピング]]
- 流れ
- 参加者を集める
- 価値提供の流れのうち、どこからどこまでの範囲を対象にするか決める
- 工程を挙げる
- ゴールとなる顧客から、起点となるアイディアに向かって、工程を逆順に繋げるとよい。
- アイデアと顧客を記載し、工程を並べて線で繋げる
- 工程ごとに要した時間と実際に作業に使った時間を記載する
- 作業時間は、「実行時間」と待ち時間も含めた[[🗃️リードタイム]]の両方を記入する
- 複数の工程をグルーピングして整理する
- 無駄を分析する
- 改善後のリードタイムを記入する