#Book [[📒なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?]] ## 第9章 最強の組織をつくる! ### [[🗃️学習する組織]] - [[🗃️PDCAサイクル]]をまわしていく - [[🗃️シングル・ループ学習]] - [[🗃️ダブル・ループ学習]] - 意思決定の質だけではなく、[[🗃️意思決定]]を生み出す、[[🗃️戦略]]や、さらにその前提となる、意識無意識の前提も問い直す学習プロセス - [[🗃️学習する組織]]では、3つのスキルが重要 - 1. [[🗃️システム思考]]による複雑性の理解 - 2. [[🗃️内省]]・探究型コミュニケーション - 3. 志(アスピレーション) ### [[🗃️内省]]・探究型コミュニケーションとは? - ほとんどの組織と[[🗃️リーダーシップ]]における最大の問題点は、「聴く力」の欠如 - 相手の話している内容をありのまま聞くのではなく、自らの経験や知識などから形成されている意識・無意識の前提をもとに選択的に情報を収集し、反射的に解釈している - 💭これは確かに頷ける。そしてこういう無意識での情報の取捨選択をしていることを把握しておきたい。 - [[🗃️パターン認識]]は学習の大きな阻害要因となる。視野を広げて全体像を見るためには、ありのままの情報を取り入れる力が大きな鍵を握っている - 脇に置く技術 - 話を聞く間だけ、一時的に自分の役割や通常の思考を離れ、ありのままを受け入れることに集中する - 💭自分の役割のことばかり考えて、聞いてしまうので、いったん脇に置いて聞くのは意識したい ### 心を揺さぶる志 - [[🗃️学習する組織]]のもう一つ重要な要素は、心を揺さぶる志 - 組織の共有ビジョン - 組織の中で志が共有され、それが働く人々の心を揺さぶるような内容であるとき、人々はその達成に向けて最大限の努力を惜しまない - 「船を作りたかったら、人に作業を割り振るのではなく、果てしなく続く広大な海を慕うことを教えてよ」 by サン・テクジュペリ - [[🗃️ビジョン]]を作るのに[[🗃️システム思考]]が役立つポイント - [[🗃️時系列変化パターングラフ]]を使う - 「何を」「いつまでに」「どれくらい」変えたいのかというポイントについて話し合ってみる - 組織の[[🗃️ビジョン]]達成につながる[[🗃️目標]]について、「共感」「信頼」「やりがい」などといった定性的な目標に関しては、認識が分かれることが多い - このままパターンと、[[🗃️目標]]パターンを目にみえる形で描き表すことで、「うすうすわかっていた」現状と目標のギャップをグループで明確に実感することができる - [[🗃️ループ図]]を使う - 組織の習慣となっている思考や行動のパターンを見ることは、真の[[🗃️ビジョン]]を見出す出発点になる ### 既存の[[🗃️リーダー]]像は通用しない - 古典的な[[🗃️リーダーシップ]]は複雑性の時代に置いては通用しなくなりつつある - 1. 組織の肥大化、複雑化 - 一人のトップが把握して指示を出すのは不可能。 - 2. [[🗃️リーダーシップ]]が学習に与える影響 - 一人一人が自ら考えることを放棄させると、社員が離れていく #### 船長ではなく、設計者 - 安全に目的地へ向かうことを目的として、複雑なつながりを理解し、船の仕組みと船員たちの行動、相互作用などを考え、システムとしての船の設計を行う - 運行に問題が生じたとき、その情報が船員に[[🗃️フィードバック]]されるようになっていれば、一人一人がそこから学習し、やり方を工夫して改善を図る - トップの役割は、複雑なシステムの構造を理解し、システムを的確に設計し、システムそのものの改善を設計することにある